人生で一度は行ってみたいと思っていたエジプトへ行ってきました。
今回はエジプト旅行中に感じた注意点などの現地情報を書きたいと思います。
旅行の詳細についてはエジプト旅行日記にて紹介しています。
現地情報:治安について
私がエジプト旅行に行くか悩んでいた時に真っ先に気になったのは治安でした。
2023年にはエジプト隣のイスラエルで音楽フェスのテロ事件が発生していたので不安は大きく、まずは外務省の海外安全情報を調べてみることにしました。

2024年時点ではメッチャオレンジです。
海外安全情報にはカイロなどの大きな都市圏はレベル1と書いてあり比較的安全のようですが、海外の情報を見たこともなかったので最初はビビりました。
旅行するにあたり、色々な日本人旅行者のブログや動画を見ていると徐々に治安への不安はなくなりました。
実際にエジプト旅行に行った感想としては特に危険は感じませんでした。
客引きとか強引で面倒な雰囲気はありますが、陽気な人が多くて怖い雰囲気を感じたことはありません。
人が多いのでスリなどは気を付けたほうが良いかもしれません。
また、場所にもよるとは思いますが、女性一人とかでなければ夜出歩いても変な場所に行かなければ危険を感じることもありませんでした。
ワザワザ不用意に夜中出歩くことは避けたほうが良いとは思いますが。
砂漠ツアーのガイドさんに聞きましたが、治安悪めとなっているシナイ半島もツアーを利用するなら全然危なくないと言っていました。
個人的にはそんなに不安がる必要はないとは思います。
とは言え、過去1997年にルクソールのハトシェプスト女王葬祭殿で朝っぱらからテロがあり日本人を含む沢山の人が亡くなられたそうなので、絶対に安全ということはないのだと思います。
どこの国に行くにしても日本ほど安全ではないと思いますので、このブログの情報も鵜吞みにせず個人で判断してください。
現地情報:通貨について
エジプトではお店によりますが米ドル(USD)とエジプトポンド(EGP)の2種類の通貨が使えます。
我々はクレジットカードが使える場所はカードで支払いましたが、ある程度EGPは必要になります。
ユーロも使えるようですが未確認です。

米ドル(USD)
エジプトでは入国審査の際にArrival Visaが必要となりますが、現地で取得する場合は1人$25が必要になります。
USDは主にお土産屋やタクシー、馬車で使えましたがEGPの方が割安の価格を提示してくると感じました。
我々がルクソールで泊まったホテルでは支払いにクレジットカードが使えず、USDの現金のみでした。
またEGPに両替する場合にもUSDからの両替になるそうなので、ATMのキャッシングを考えていない場合はUSDを多めに持っていく必要がありそうです。
現在エジプトでは日本円をUSDに両替は出来ないため、USDは事前に日本で両替しておく必要があります。
EGP
EGPはスーパーや飲食店、お土産屋など大体の場所で使えました。
観光地のお店や乗り物などはUSDとEGPのどちらで支払うか聞かれることが多いのですが、現地のお店が為替変動に対応してるわけではないのでUSDだと高めの値段になると感じました。
EGPについては日本でも両替出来るそうですが、出来なかった方の情報もあったのでその時々かもしれません。
我々は両替の手間やUSDをどれだけ持っていくかなど感覚が分からなかったので、現地のATMでキャッシングを利用しておろしました。
現地情報:Arrival Visa について
エジプトでは入国審査時にArrival Visaが必要です。
詳しくは在エジプト日本国大使館のWEBページに記載されていますので確認をお勧めします。
- 事前にエジプト国外所在のエジプト大使館や総領事館に申請して取得する。
- カイロ空港などの到着時に取得する。(手数料:25米ドル(現金のみ)、滞在可能期間:1か月、復路航空券の提示を求められる場合あり)
- オンラインで申請する。(手数料はクレジットカード払い)
Arrival Visaはいくつか取得方法がありますが、我々はカイロ空港で手数料を払って取得しました。
カイロ空港到着後に入国審査の方へ歩いていくとArrival Visaの看板があるのでそこで25ドルで取得できます。

支払はUSドルのみでクレジットカードやEGPは使えないため、日本で事前にUSドルを準備していく必要があります。
噂ではUSドルを持っていない場合には他の旅行客に両替して貰えと言われるらしいです。
オンライン申請も出来るそうですが空港で取得するのがらくちんに感じました。
現地情報:スマホの通信について
エジプト旅行は全て個人で手配したためスマホの通信は必須でした。
モバイルWIFIルータや国際ローミング、eSIMなどいくつか通信手段を検討しましたが、今回は現地でSIMカードを購入しました。
旅行前の下調べではSIMカードの購入が圧倒的に安かったです。
カイロ国際空港のターンテーブルエリアに何店舗かSIMを販売しているお店があります。
我々はVodafoneEgyptを利用しました。
他の店舗と価格を比較はしなかったので高いか安いかは分かりませんが価格表を載せておきます。

我々は余裕をもって33GBにしたので1人637EGP(=2,053円)になりました。
支払はクレジットカードです。
SIMカードの設定はお店の人がやってくれました。
K氏は直ぐにネットに繋がったようですが、私は少し設定を変更しましたので繋がらない場合にはお店の人に確認するか、不安であれば現地でSIM購入はやめたほうが良いかもしれません。
私の場合はAndroidが2枚のSIMに対応していたため切り替えが必要でした。
ネットに接続した直後に電話が鳴りましたが出てもアラビア語で話しかけられるので何の電話か分かりませんでした。
エジプトでは空港のWIFIやBooking.comでタクシーを利用した際に電話番号が必要になったので使うシチュエーションはありました。
現地情報:ATMのキャッシングについて
今回の旅行ではEGPへの両替はATMのキャッシングを利用しました。
下調べでは空港のATMでカードが出なくなった方の情報があったため警戒していましたが、どうにかカードが出ないトラブルは起きなかったのでホっとしています。
カイロ空港ではATMが壊れていてお金が引き出せなかったので空港のATMや道端にあるATMは避けたほうが良いかもしれません。
またトラブルがあっても困らないようにキャッシングに対応したカードは数枚持っていくと良さそうです。
クレジットカードはキャッシングを行うと借入利息が発生しますが、デビットカードは口座残高から引き落とされるため借入利息はないので十分に口座にお金があるのであればデビットカードが良さそうです。
宿泊先がしっかりしたホテルならばホテルのATMを利用するのが一番安心かもしれません。
現地情報:チケット購入について
今回行った観光地では殆どの場所にチケット売り場はありましたが、アモン神殿だけはオンラインチケットしか対応していませんでした。
他にもオンラインチケットしか使えない遺跡などがあるかもしれないので準備はしておいた方が良いかと思います。
個人的にはギザの大ピラミッドエリアのスフィンクスゲート側から入場する場合にはオンラインチケットを買っておくと楽でした。
スフィンクス側のゲートは声掛けが多いです。
現地窓口
クレジットカードで支払う必要があります。
王家の谷などは券売機が設置されている観光地もあります。
窓口でチケットを購入すると観光地の写真の入ったチケットが貰えるので収集が好きな方は楽しいかもしれません。

オンラインチケット
オンラインチケットに対応していない観光地もあるようですが、オンラインチケットに対応している観光地で予定日が確定いる方はお勧めです。
購入はこちらで出来ます。
オンラインチケットを購入するとメールでPDFファイルが届きます。
入場の際にはPDFのQRコードをかざして入場になります。
窓口で購入する紙のチケットの方が思い出にはなるかもしれません。

現地情報:タクシー
カイロとルクソールではタクシーの乗り方が違ったのでそれぞれ記載します。
カイロ
カイロでは全てUberを利用しました。
現地の相場が分からないのとボッタくりが凄いそうなのでカイロではUber以外でタクシーを利用しませんでした。
Uberを利用した場合でも運転手によっては現金を請求してくることがあるそうです。
その場合にはUberがキャンセルされていることを確認してから現金を支払わないと2重請求されることがあるそうです。
我々はUberで変な運転手に当たったことはありませんでしたが、Uber以外のタクシーには要注意です。
2重請求の話ももしかしたら我々が体験したように別のタクシーに騙されて載ったのかもしれませんので体験談を書いておきます。

カイロ空港でUberを呼んだ時のことですが、タクシー待ちをしていると急にアプリを覗き込んでくる人物が現れました。(X氏と呼びます)
X氏はUberのメッセージ画面を一瞬見せて、今待っているタクシーは俺だと言うのです。
そしてクレジット支払いは出来ないから現金で払って欲しいと言われました。
現金で払う気はなかったのでキャンセルだと話をしていたのですが、そもそもまだ向かってる途中だったはずなのに変だなともう一度アプリを見るとUberのタクシーはまだ到着していないように見えます。
Uberのアプリには運転手の写真が載っていますが小さくて、見てもX氏しが同一人物かわかりません。
ただアプリにはタクシーのナンバーが表示されており、よく見ると全然違う番号でした。
タクシーナンバーはアラビア数字なので慣れないとパッと見ても別の番号か瞬時に判断できません。
そうこうしている内にUberのタクシー目の前にやってきてX氏が偽物のタクシーだと確定。
別人だと確定した瞬間、X氏は豹変し笑顔で親切そうに君たちが待ってるタクシーはこれだよって教えてくれました。
いや知ってるし誰だお前状態でしたが気にせずUberのタクシーに乗りました。
エジプト旅行あるあるだと感じたことなのですがボッタくりしてくる人が交渉失敗したら急に親切ぶってきます。
こんな事もあるのでアラビア数字は事前に見慣れておくと良いかもしれません。
Uberのアプリは日本にいるうちにスマホにインストールしてユーザー情報の登録を済ませておくとよいです。
ルクソール
ルクソールではUberが使えません。
そのためタクシーは基本的に交渉になります。
ルクソールではホテルをBooking.comで予約していたのですが、Booking.comでタクシーの予約ができたためルクソール到着時にはそちらを利用しました。
少々割高ですが相場が分からないし交渉が苦手な方はよいかもしれません。
空港に止まっているタクシーは空港への入場料金なのか駐車料金なのかわかりませんが、お金がかかるらしく客に上乗せさせようとしてきます。
あと謎に1人100EGPみたいな感じで人数で料金を提示してきます。
どちらも基本無視で交渉したほうが良いです。
変な時間帯じゃなければタクシーはたくさんいるので納得いく金額で交渉したらよいかと思います。
ちなみに参考までにルクソール空港からルクソール神殿までは2人合わせて150EPG(約450円)で乗れるタクシーもあったので東岸のホテルなら500円程度で乗れるかもしれません。
乗せてくれたタクシーはオンボロだったけどね!

現地情報:公共フェリー(ルクソール東岸)
ルクソールの西岸へは公共フェリーを利用しました。
ルクソール船着き場ではフェリーの客引きがいますが料金が高いので公共フェリーがおすすめです。
料金は旅行前の下調べでは往復で1人15EGPでしたが、2024/11/26時点では料金が上がり往復で1人40EGP(約120円)でした。
この近辺では客引きが凄いですが全て無視で公共フェリーへ向かうと良いです。

写真は夕方ですがこの小屋で受付をしています。
料金を払うと手書きのチケットを渡されますが、帰りの乗船で必要になるので捨ててはいけません。
ナイル川沿いの遊歩道を歩いていると写真の小屋が出てくるのでわかるかと思いますが、フェリー乗り場の地図のリンクを張っておきます。(地図の位置情報が正確化は分かりません)
船の中ではしつこいタクシーの客引きがいて逃げ場もないので少々面倒でしたが、ルクソールはどこへ行っても客引きがしつこいので断ることに慣れる良い機会かもしれません。