エジプト旅行5日目はルクソールの西岸を中心にレンタル自転車を利用し、王家の谷や王妃の谷、ハトシェプスト女王葬祭殿などの各遺跡を自転車でぐるりと周りました。
車では一瞬で通り過ぎてしまう場所も自転車だとじっくりと見て周れるので楽しかったです。
エジプト旅行の準備については旅行情報にて紹介しています。
- 7:00-7:30🛥️ 船着き場
- 8:00-17:00🏜️ ルクソール西岸
🚲 自転車レンタル
🏛️ セティ1世葬祭殿
⛰️ 王家の谷
🏛️ ハトシェプスト女王葬祭殿
⛰️ 王妃の谷
🏛️ アモン神殿
🗿 メムノンの巨象
🚲 自転車返却 - 17:30-19:30🏞️ ルクソール東岸
🏛️ ルクソール博物館
🍝 夜ご飯 - 19:30-20:00🏨 ホテル(Lotus Luxor Hotel)
ルクソール東岸
6:00
起床。


朝食後、中庭に出るとプールの奥にナイル川が見えます。
ナイル川には王家の谷をバックに沢山の気球が飛んでいて綺麗でした。
船着き場
7:00
準備ができたので出発です。
ホテルの前にいたタクシーと交渉し150EGPで船着き場まで移動しましたが、丁度の金額が無かったので200EGPを渡したらお釣りは返してくれなかった。
エジプト来て最初は警戒していたが、どこの店でもお釣りを返してくれたので油断してしまった。

船着き場周辺は整備されていてとても綺麗です。
ここを歩いていると「タクシー?タクシー?」と凄い頻度で呼びかけられます。
タクシーに馬車、仲介人と声掛けが多すぎて疲れます。
西岸に向かう船が沢山ありますが客引きしているフェリーは料金が高めです。
我々は公共のフェリーに乗りました。
ルクソールの西岸への公共フェリーを利用しました。
詳細はこちらに記載しています。

船内では前の座席に座ったおじさんが気さくに話しかけてきたので会話に付き合っていたらタクシーの仲介人でした。
私たちは西岸を自転車で回る予定なのですが、「自転車は〇〇ドルだがタクシーは〇〇ドルでお得」と猛アピールでしつこかったです。
予定が決まっていたのでただ面倒なだけですが、エジプトの観光地ではしつこい客引きが蔓延しているので多少慣れは必要。
ルクソール西岸
自転車レンタル
フェリーから徒歩で自転車レンタルのお店へ向かいました。


自転車レンタルの1日の相場は正直わからないのですが、2人で350EGPで楽しかったらチップを上乗せすることで交渉成立しました。
お店の写真を撮りたかっただけなのですが、観光地ではカメラを構えるとみんなポーズしてきます。
7:50
ルクソール西岸の旅開始です。
ルクソールはGoogleストリートビューで見ると田舎道って感じなのですが、西岸の市街地周辺は車通りが激しく少々怖いです。
利用した自転車レンタルのお店は徒歩5分ほどです。(Google Map)
セティ1世葬祭殿
まずはセティ1世の葬祭殿を目指します。
道路からは王家の谷が見えて気持ちが良いです。

8:30
何度か道を間違えつつどうにかセティ1世の葬祭殿入り口に到着。
チケット売り場が見当たらず入り口で尋ねると別の場所で買う必要があるとのこと。
オンラインチケットにも対応していないようで、チケット売り場は2Km先にあると教えられ探しましたが、見つからないしどんな建物なのかも分からず諦めて王家の谷へ向かいました。
セティ1世の葬祭殿はおすすめの場所らしいので入りたかった。
王家の谷
王家の谷へ向かう途中子供数人が「Hello、Hello」と寄ってきました。
ピラミッドにいた子供達のように旅行者を珍しがっているのかと思いきや「Hello」が「1ドルくれ」に変わりビビッて逃げました。
自転車で走っている我々を暫く追っかけてきていました。

徐々に雰囲気が出てきます。
9:30
王家の谷の駐車場ゲートに到着。
ゲートで警備員に自転車の置き場所を指示されます。
チケット売り場で入場チケットを購入し入場します。
チケットは窓口と発券機の2種類で購入可能ですが、いくつかある発券機のうち1つは壊れていました。
王家の谷では入場チケットで3つの墓に入ることできますが、いくつかの墓は別料金となっています。
我々はツタンカーメンとセティ1世の墓のチケットを追加で購入しました。
チケット売り場から王家の谷への移動では300メートルほどの距離をトラムと言うカートみたいな車に乗りました。
我々が行ったときは乗れと言われたのでチケットを買って乗りましたが歩いても良いらしいです。
チケットは往復で1人15EGPで現金のみでした。

王家の谷。
両サイドに色んな墓の入り口があります。
日差しが強すぎてサングラスを外すとくらくらします。
絶対サングラスは持って行った方が良いです。


まずはツタンカーメンの墓に行きました。
ツタンカーメンは入場チケットとは別にチケットが必要ですが有名なのに安いからか人が多くいました。


お墓の中は広くありませんが壁画がとても綺麗です。

次はセティ1世のお墓です。
チケット料金が高いのであまり人はいませんでした。


写真だと伝わりにくいですが、他の墓に比べて壁画が綺麗でした。
金額に見合うかはわかりませんが個人的には良かったです。


その他に入場チケットで見れる墓を3つほど見学。
どの墓も壁画は綺麗で良かったです。
色んな遺跡で見かけましたが、遺跡にいるエジプト人は立ち入り禁止エリアに案内してお金を請求するという詐欺っぽいことをやっています。
トイレの利用にはバクシーシが必要らしく中国人が揉めていました。
帰りにお土産屋を見てたところ大きな猫の置物があり値段を聞くと70USD(約10500円)でした。
10USD(約1500円)にならないか交渉したけどダメだったので帰ろうとすると店員が駐車場までずっと付いてきます。
それでも全然安くならないから追っ払ったら最後10USDと捨て台詞を吐いていなくなりました。
本当に10USDになったかは怪しいところではありますが、噂通り最初値段は高めで吹っ掛けてくるようです。
自転車を預けたゲートでは、警備員にお金を要求されないかソワソワしましたが、特に何もなく笑顔で見送ってくれました。
12:20
次の遺跡に向かって出発。
王家の谷への道は少し上り坂だったので帰りは軽快に下っていけます。
大きな通りの交差点までは殆ど漕ぐ必要がなかった気がします。
ハトシェプスト女王葬祭殿
途中に沢山お土産屋さんがありますが面倒な絡み方されそうなので全部スルーしました。

12:45
ハトシェプスト女王葬祭殿に到着。
ここでもゲートに警備員がいて自転車を置きます。
トラムもありましたが、乗っていない人もいたので今回は歩きました。
エジプトはどこの遺跡に行っても全部が巨大で感動的です。
13:30
少しだけ休憩して出発します。
休憩できそうな場所はありましたが客引きが来るので長居しませんでした。
昼食タイム
お昼ご飯はホテルの朝食を少しテイクアウトで持ち帰り昼食にしました。
移動中に景色が良さそうな場所で食べることにしましたが、あちこちにお土産屋があり、客引きに絡まれそうだったので良い場所を探すのに大分走る羽目になりました。

人通りのない場所を発見し、遠くに巨大な石像を見ながら昼食を食べました。
帰ってから調べたら「The Colossi of Amenhotep III」のようです。(メムノンの巨像ではない)
景色は良いし車が少し通るくらいで静かなので落ち着いてご飯も食べれるしとても良いひと時でした。
王妃の谷
王妃の谷へ向かう道を警察が封鎖していました。
警察官にアボーアボーよく分からないことを言われ、スマホで聞くと迂回を指示されました。
がしかし、迂回先の道は別の警察官が封鎖していて行ったり来たりすることに・・。
結局最初のアボーさんが居た道で王妃の谷に行きたいと伝えたら通してくれました。
何だったんだろアボーって。
14:20
王妃の谷到着。
王妃の谷は警備員はおらず客引きと思われる若者に自転車の止める場所を指示されました。
バクシーシ要求される気しかしないので言葉が分からない振りをすることにしました。


時間帯なのか人気がないのか殆ど人はいません。
王妃の谷は壁画が完全にガラス張りで風情はありませんが壁画は綺麗。
どのお土産屋に行っても「1ドル」と口癖のように言ってきますがスカラベの変な石だけが1USD(約150円)です。
この頃になると各遺跡でお土産を見て回っているので徐々に何となく物の価格が分かってきます。
ゲートでは案の定さっきの若者がお金を要求してきましたが言葉が分からない振りをしていると諦めていなくなりました。
何もしていないのにお金を要求されても正直困る。
帰り道で封鎖していた道路で「アボーアボー」って大きな声で言ったらアボーさんが笑っていた。
何だったんだろうアボーって。
15:00
アモン神殿に向けて出発。
アモン神殿
アモン神殿の周辺はこれまでと打って変わり、整備されていて小奇麗な建物が立ち並んでいました。

街中にヤギとヤギ使いの少年が歩いています。


15:15
アモン神殿は入場チケットがオンラインでの購入のみ対応らしく、慌ててオンラインチケットを購入しました。
ここは電波が悪く、チケットの購入に時間がかかったので事前購入が良さそうです。
アモン神殿は入場料金が他の神殿や遺跡に比べて安いのですが、良い場所でした。

この時間になると全体的に空いていて観光も写真撮影もゆったりできます。
王家の谷に比べると来客数も少ないのかもしれません。
アモン神殿も自転車置き場は怪しげな感じで帰りに知らない人にバクシーシを要求されました。
15:15
帰り道にあるメムノンの巨像に向けて出発です。
メムノンの巨象
16:25
メムノンの巨像到着。

王家の谷と巨像が夕日に照らされ綺麗でした。
料金はかからないのですが、ここまでの経験上客引きやバクシーシを求められるのが面倒なので自転車上から見て通り過ぎました。
16:43
自転車を返却。
自転車を借りた店では美味しそうな飲み物を売っていましたが不衛生に見えたので止めておきました。
16:55
乗船して西岸の旅終了です。
帰りの船は現地の人が沢山載っており、出来るだけ現地の人の間に座ったので往路のような面倒な客引きに会いませんでした。
そう言えば、ここまでのところ女性で変な客引きをしてくる人には出会っていません。
ルクソール東岸
17:15
東岸の船着き場到着。


マジックアワーでナイル川がきれいでした。

ナイル川沿い遊歩道エリアは整備がされていて客引きさえなければとてもいい場所です。
ルクソール博物館
予定より1時間早く戻って来れたため、翌日予定していたルクソール博物館へ行くことにしました。
ルクソール博物館は船着き場の目の前にあります。
考古学博物館のようにゴチャゴチャせずシンプルな配置の博物館でした。
色々な物を見たい人には物足りないかもしれません。

石板の横にいた爺さんがこの石板を見ろというので眺めていたらバクシーシを要求されました。
話しかけてくるエジプト人は客引きかバクシーシの要求ばかりです。
夜ご飯
ルクソールで評価の高かったAl Sahaby Lane Restaurantへ行きました。
ルクソール博物館から向かうとスフィンクス参道の上を通る必要があるので迂回が少し手間です。


18:20
お店の建物はアパートの上の階にあるようで一瞬間違った建物に入ったのかと思い戸惑います。
お店は混んでいましたが屋上の席に通してくれました。
王家の谷が遠目に見えて素敵な場所でしたが風が通り寒いです。
店内の席が空いたタイミングで席を移動させてもらいました。
料理はエジプト料理だけでなくピザとかもあるのでエジプト料理に疲れたら丁度よいです。
チップとして渡したお金は支払いと勘違いされたようで、お釣りと一緒に帰ってきました。
ちゃんとレシートをくれるし、日本人には利用しやすいお店でした。
帰りはお店の前にあるルクソール神殿がライトアップされているので見に行くことにしました。
ルクソール神殿
20:00
ルクソール神殿に到着しましたが、丁度閉館時間だったようです。


中では何かイベントが行われているようで古代エジプトの服装でダンスしているようでした。
ルクソール神殿からカルナック神殿まではスフィンクス参道で繋がってるらしいです。
帰り道は街のそこらにあるお土産屋さんを覗きながら歩いて帰りました。
色々見て回りましたがホテルの前にあったお店で良さげな石像があったので交渉して購入。
西岸の遺跡で交渉に慣れてきたので少し楽しくなってきました。
ホテル(Lotus Luxor Hotel)
21:25
ホテル到着。
前夜は気づきませんでしたがホテルのバルコニーからライトアップされた王家の谷が見えます。
夜景に感動しすぎて11月末の夜は肌寒い気温でしたがバルコニーでK氏と2人しばしお茶会開催です。
ついさっきまであの周辺で自転車を漕いでいたんだな。


チップのお礼なのか造花で可愛く飾ってくれました。